ランダムサンプリングとランダム割付

解析トピックス

ランダムサンプリング(無作為抽出)

研究対象の集団から偏りなく研究参加者を選ぶ方法として、ランダムサンプリング(無作為抽出)があります。 ランダムサンプリングとは、 研究対象(全体) から、公平なくじ引きなどで参加者を選ぶことです。

ランダムサンプリング

これは、研究参加者での結論を研究対象(全体)での結論へと拡張するための有力な方法です。 ただし方法としては単純ですが、参加を強制できない人を対象とした研究で行うことはたいへん困難です。

ランダム割付(無作為割付)

新しい教育法を従来の教育法と比較する研究などで、比較のためのグループをつくる際に各グループに偏りなく参加者を配置する方法としてランダム割付(無作為割付)があります。 ランダム割付とは、 参加者に公平なくじ引きなどでどのグループへ割り当てるかを決めることです。

ランダム割付

ランダム割付は研究の妥当性を保つための有力な方法ですが、研究で得られた結論を研究対象(全体)での結論へそのまま拡張することはできないことに注意が必要です。