信頼区間

解析トピックス

世論調査で支持率を調べるとき、全員に調査を行うことは難しくランダムサンプリングにより選び出した一部の人の調査を行います。

理想的なランダムサンプリングを実施できれば、偏りをおさえることはできますが、サンプル数が少ないと真の支持率から大きくへだたることがあります。

このため調査した値の精度を具体的な数値の幅としてみるために信頼区間が用いられます。

信頼区間では精度の幅を信頼係数といい0%から100%の範囲の値となりますが、95%とすることが多いです。

例えば支持率は50%で、支持率の95%信頼区間は45%から55%と表現されます。

95%信頼区間というと真の支持率は95%の確率で、45%から55%の範囲にあると考えがちですが、正しくはこの調査の精度を示すものです。

仮に同じ調査を100回実施した(ただしランダムサンプリングだけ毎回やり直して選び出す人は変える)場合に、調査の95回(全体のうち95%)で真の支持率を含む幅が95%信頼区間です。

サンプル数を大きくすると信頼区間の幅は小さく=精度はよくなります。